年末にNHKの朝ドラ「エール(総集編)」を見ていたら、「かなりや」という曲の楽譜が映っていることに気づきました。

森山直太朗さんが扮する先生の授業で黒板にその楽譜は書かれていました。
♪ うたを忘れたカナリヤは〜 ♪
そうそう、これは聞き覚えのある古い歌です。童謡？唱歌？

かなりや Kanaliya（倍賞千恵子 Baishou Chieko）ローマ字歌詞付き（With Lyrics in Rōmaji）

井上陽水の「カナリア」も非日常的な世界観の曲ですが、これも。

それにしても…
よく読むと、なんだか毒のある怖い詞です。なぜよく知られるようになったのでしょうね？

「金糸雀(かなりや)」
　　西條八十作詞・成田為三作曲

唄(うた)を忘れた　金糸雀(かなりや)は
後(うしろ)の山に　棄てましょか
いえ　いえ　それはなりませぬ

唄を忘れた　金糸雀は
背戸(せど)の小薮(こやぶ)に　埋(い)けましょか
いえ　いえ　それはなりませぬ

唄を忘れた　金糸雀は
柳の鞭(むち)で　ぶちましょか
いえ　いえ　それはかわいそう

唄を忘れた　金糸雀は
象牙の船に　銀の櫂(かい)
月夜の海に　浮べれば
忘れた唄を　おもいだす