鳥と暮らす

アキクサインコやオカメインコを飼っています。
良くも悪くも飼い方の参考になり、より多くの鳥たちが元気に暮らせれば幸い。

小説などのブログ記事

小説など(ムラゴンブログ全体)
  • イプシロンは逝きました

    昨夜遅くにオカメインコ雛のイプシロンは逝きました。 食滞が大きな死因でしたが、ボレー粉を除いたことで今回は食滞になる子は少なく済んだように思います。イプシロンの症状も過去に食滞で亡くなった子たちと違っていました。 食べ物でそのうがいっぱいになっているのに空腹感が強く食べ物を必死でねだる子が多かった... 続きをみる

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  • 鳥の本を買い、

    ブックオフで注文した古本を買ったらクーポン券をくれました。その日限りの50円引きという。 そこで、一冊110円の文庫本コーナーで何か良さそうな本はないかと目を走らせると、 目に留まったのは「かもめのジョナサン」 ずっと昔から知ってるタイトルの本。でも読んだことはなかった。 カモメの写真がそこかしこ... 続きをみる

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  • 鳥の時代小説

    近所の書店で文庫本の題目が目に止まりました。 それは「玄鳥さりて」。玄鳥とはツバメのことで読み方は「げんちょう」でも「つばめ」でもどちらも正しいそうです。 以前、藤沢周平の時代小説「玄鳥」を読んで紹介したことがあります。ちょっとだけ違う題目に興味がわいたのですが、作者も違っています。でも、こちらも... 続きをみる

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  • デュ・モーリア「鳥」、ヒッチコック映画「鳥」

    短編小説「鳥」はヒッチコックが映画化したことでも有名な恐怖の物語。 映画は観ているけど、原作は初めて読みました。骨子は同じですが映画とは結構違いがあります。主人公が鳥に詳しく、克明に事象を語ります。 人を攻撃する動物はいても飛べない動物ばかりですね。しかし、宙を飛び回れる鳥が群れをなして攻撃するよ... 続きをみる

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  • 今村夏子「あひる」、映画「この世界の片隅に」

    小説「あひる」は知り合いから譲られたアヒルを飼い始めたことから物語が始まる。 子供たちがアヒルを観にくるようになる。アヒルが死んでしまうと子供たちのために代わりのアヒルを買ってくる。そして、繰り返す。。。。 アヒルの扱いが雑すぎて、鳥飼いなら苛立つ。 私は子供の頃、何匹ものカメを死なせては新たなカ... 続きをみる

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  • P. ヴァイニーオ「小鳥の贈りもの」

    フィンランド の作家、ヴァイニーオの絵本「小鳥の贈りもの」 こんな紹介文。 絵本と言っても、門出を迎えた少し大人向けでしょう。 一部を抜粋します。 …  きずつくのをこわがっていると、  もっとこわくなって、  いつまでも飛べません。 …  星まで手がとどかなくても、  星のことを夢見ていると、 ... 続きをみる

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  • 大倉崇裕「小鳥を愛した容疑者」ほか

    【警視庁いきもの係】橋本環奈の『♥やったぁーー♪』が楽しげでなによりww 大倉崇裕の推理小説「警視庁いきもの係」のシリーズ。数々のペットの愛好家が関わる殺人事件を、警部補と動物に詳しい女性警察官のコンビが解決していく物語。 それぞれの動物の習性や飼育方法の知識を元にした推理が特徴。 (知らなかった... 続きをみる

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  • 金子みすゞ「私と小鳥と鈴と」ほか

    私と小鳥と鈴と  私が両手を広げても、  お空はちっとも飛べないが、  飛べる小鳥は私のように、  地面(じべた)を速くは走れない。   私が体をゆすっても、  きれいな音は出ないけど、  あの鳴る鈴は私のように、  たくさんな唄は知らないよ。  鈴と、小鳥と、それから私、  みんなちがって、みん... 続きをみる

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  • 宮澤賢治「よだかの星」

    よだかは、実にみにくい鳥です。  顔は、ところどころ、味噌をつけたようにまだらで、  くちばしは、ひらたくて、耳までさけています。  … 「よだかの星」は宮澤賢治の代表作の一つ。 物語はいきなり主人公のみにくさを語り始める。 星座早見盤を見ながら読むのがオススメ。 宮澤賢治はたくさんの鳥のお話を創... 続きをみる

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  • 中沢新一「鳥の仏教」

    「鳥の仏教」は古書店で偶然見つけた文庫本です。 内容はチベット仏教の経典「鳥のダルマのすばらしい花環」の日本語訳と解説からなっています。 仏教の経典と言っても、チベットの一般人向けに分かりやすい物語風に書かれており、小説の一種のようなものになっています。 あらゆる生き物に慈悲深い観音菩薩さまがカッ... 続きをみる

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  • あきばたまみ「インコの手紙」

    「インコの手紙」は30行に満たない文で綴られた絵本。 たったこれだけの少ない内容なのにグッときてしまう。 ウチのインコたちが繁殖活動を始めて、 今年もやはり成長出来ずに亡くなる子はいて悲しくなるだろうけど、 生き延びる子はいるのだから、と。 イクメンのPeaちゃんが巣箱で卵を抱き始めています。 絵... 続きをみる

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  • 小川 糸「リボン」「つばさのおくりもの」

    「リボン」「つばさのおくりもの」 いずれもオカメインコがモチーフの小説です。2つの本の内容は相互に絡んでいます。 これまでに読んだ鳥モチーフの小説に比べると、私にはちょっと物足りない印象に終わりました。 全編にオカメインコを登場させているけどそこに意義はあるのかなぁ。物語はあくまで人間どうしが中心... 続きをみる

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  • 大江健三郎「鳥」

    「鳥」はノーベル文学賞作家である大江健三郎が書いた短編小説。 「鳥たちがやってきましたよ、ぼくのまわりに鳥たちがいまやってきたところです」とかれは男にささやきかけた。  男はきびしい横顔をかれにむけたまま運転に熱中していて、かれの呼びかけに反応をしめさなかった。しかしかれはそれを気にかけないほど、... 続きをみる

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  • 小川洋子「ことり」

    小川洋子は映画にもなった「博士の愛した数式」の原作者。 小説「ことり」は、その小川洋子が鳥に深く関わる兄弟の生涯を描いた作品です。 ことり (朝日文庫) 朝日新聞出版 2016-01-07 本

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  • 村上春樹「とんがり焼の盛衰」「かいつぶり」

    村上春樹の小説のモチーフは多種多様ですが、鳥類は割と多く扱われている気がします。 最近読んだ短編小説集の「カンガルー日和」には、鳥がモチーフのものが二編。 「とんがり焼の盛衰」  鴉(からす)たちは前と同じようにそれに群がったが、それがとんがり焼でないことがわかるとそれを吐き捨て、口ぐちに怒りの声... 続きをみる

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  • 藤沢周平「玄鳥」「鷦鷯(みそさざい)」

    映画化された『たそがれ清兵衛』など、時代小説で知られる藤沢周平。鳥を題材にした作品も書いています。 剣術や淡い恋愛を絡める語り口はお約束どおり♡ 「玄鳥」(玄鳥はツバメの別名です。) 〜路(みち)は見るにしのびなくて外にも出なかったが、杢平が子の入った巣を門からはずし、外に捨てに出て行くまでの間、... 続きをみる

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  • 江國香織「ぼくの小鳥ちゃん」

    また、鳥に関わる小説を読んだ。 江國香織「ぼくの小鳥ちゃん」(新潮文庫) 「ぼく」と「彼女」と「小鳥ちゃん」の日々の生活を綴ったエピソード集みたいなもの。 ありがちな悲しい最後ではないので、どなたにも。 一羽の小鳥として、私ががまんならないとおもうあなたの欠点を教えてあげましょうか。 いつだったか... 続きをみる

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  • 夏目漱石「文鳥」

    初めて「文鳥」を読んだ日。(以下、抜粋) 十月早稲田に移る。伽藍のような書斎にただ一人、片づけた顔を頬づえで支えていると、三重吉が来て、鳥を御飼いなさいと云う。飼ってもいいと答えた。しかし念のためだから、何を飼うのかねと聞いたら、文鳥ですと云う返事であった。 … 昔美しい女を知っていた。この女が机... 続きをみる

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